記憶から木録へ『国破れて‘山河’あり』(紙すき爺さん)

by w-history

内憂外患という構造

 幕末物の小説は数ある
しかし名作というのは国の変化と個人の内部変革を
うまく織り交ぜて描いた作品といえる

 戦国物が親方思想であるのに比べ少し複雑な内容
になってしまうのは単に苦労人話では済まない時代
背景だからだ

 つまり右肩上がりのバブルと現代の差によく似て
いる

 こう表現すれば分かりやすいが実際はどうか

 例えば幕末は尊王攘夷だとか公武合体など鍵になる
四字熟語が話の流れで理解しにくい場合もある

 そこで決して押し付けるわけでは無いが
全て尊王派と心の中で断定して行間を読む

 簡単に改革派か保守派なのかに2分される

 残るは幕府という政治体制だけでストーリーは
知れているから興味は主人公の運命となる

1.「登場人物が外圧で変貌する」のか
2.「徐々に内側から苦悶しつつ化ける」

どちらかに絞れるわけでなく両者あいまって
激動の潮流を泳ぎ辿り付いた岸辺がどこなのか

1または2のうち醍醐味は[2]であり大河ドラマ
で迫真の演技が見られる情報化社会に感謝しつつ
年越しの黒田官兵衛という戦国武将が近年まれな
タイプ2の豊かな宗教観ともいうべき考えを
持った歴史人であることに期待するのである

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by w-history | 2013-11-11 20:16