記憶から木録へ『国破れて‘山河’あり』(紙すき爺さん)

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軍艦島保全

 政府は5日、2015年の世界文化遺産登録を目指す「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」のうち、国の史跡指定を受けていない長崎市・端島(通称・軍艦島)の「端島炭坑」を保全するため、財政支援に乗り出す方針を明らかにした。軍艦島は遺構の劣化が進み、保全費用の確保が課題となっていた。

 この日の参院内閣委員会で、内閣官房の川本正一郎地域活性化統合事務局長が「世界遺産にふさわしい管理保全には財源が必要だ。文化庁と協力して必要な予算の確保に努めたい」と述べた。秋野公造議員(公明党)の質問に答えた。

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)による世界文化遺産の登録には、将来にわたる保護管理体制の確保が重要な条件となっている。来夏には、ユネスコの諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)の現地調査も予定される。

 軍艦島は国の補助対象となる国史跡指定を受けておらず、イコモスに否定的な評価をされる可能性がある。文化庁によると、埋蔵文化財緊急調査費国庫補助事業などとして、軍艦島の国史跡指定前の支援に特化した予算措置を検討する。

 軍艦島では1890年に採炭が本格化し、1916年に日本初の鉄筋高層アパートが完成。コンクリートの劣化が進む遺構の保全費確保は長崎市にとって重い課題だった。市が3月にまとめた報告書は、石炭事業の生産施設と護岸の保存、劣化が進む建物2棟の整備費を16億円と試算した。市世界遺産推進室の田中洋一室長は「国の財政補助が受けられるのであれば大変ありがたい。世界遺産登録に向け、早期の整備着手が可能になる」と歓迎する。

 政府はまた、長崎原爆で被爆した同市の城山小学校旧校舎についても、将来の世界遺産登録を目指し、国の重要文化財指定に向け政府が市と連携して取り組む考えを示した。(西日本新聞)

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by w-history | 2013-11-06 13:20